第四回目の漢検一級模試!
今年の試験はなるべく悪問は避けたつもりですが出典の影響が少し・・・。
漢検模試、今回は自作問題ではなく拝借してるものも多々。
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強制ではないので別に投稿しなくてもいいですよw
この問題は漢字検定一級の非公式問題です。
ではReadMore...で問題。
解答うp予定は10/26の20時予定。
(一)次の傍線部分の読みをひらがなで記せ。1~20は音読み、21~30は訓読みである。
1 春、小川を歩いて春の潺流を感じる。
2 ある程度の表現に鉗梏をしなければならないという風潮が流れ出している。
3 日本の宗教は、鯨鯢を只讃えるだけのものである。
4 その姚冶の女性は国を傾けるとされている。
5 最近になって瘻癘に罹る。
6 彼と彼女の仲は徐々に昵懇を深めている。
7 精神の病に侵され毎日窘惶する日々。
8 屠宰して豚の料理を嗜む。
9 東京大学に通っている息子に餽遺をする。
10 輒然として彼はひっくり返った。
11 川の洲匯で溺れてしまった。
12 自分の名前が現実世界で声馳すればいいなぁ・・・。
13 この問題を解くのにかなり艱険した。
14 夢に胡蝶となる、栩栩然として胡蝶なり。
15 兵燹が全市を舐め尽くした。
16 ここで餔啜することは基本的に禁止されています。
17 あまりに苛政を強いたら氓隷がクーデターを起こした。
18 ここで畋漁をすることも基本的に禁止されています。神奈川県はどうなった。
19 あまりの現実の厳しさに癲狂した。
20 おかしいな、おばあちゃんが夜中に勝手に倡佯しだすんだけども。
21 あまりにうざかったのでその軍隊を喪ぼした。
22 これを涵いてやってみよ。
23 雨降って地面が沐う。
24 相手を紿いてでもやる。それが戦術だ。
25 糲な食べ物ですが、どうぞ。
26 悪い奴らが扈ることを阻止する。
27 斃れて後已む。
28 余っているから相手に擅る。
29 相手を恫かすためにやった、それ以外はない。
30 慥か弁天町は次の駅ではなかったかな。
(二)次の傍線部分のカタカナを漢字で記せ。
1 尖閣諸島をうろついてる中国船をダホする。
2 最近学生がイシする事件が多発している。
3 煙草をクワえて歩いてはいけない。
4 四方からイシュウしてくる羊の群れが現れた。
5 この戦いに逃げるようではわが一族のコケンに関わる。
6 いきなり部外者のチンニュウがあって大声疾呼で怒声があがるシーンがあった。
7 ギターがすごくうまいという、なんかオヒレがついてるよ。
8 どこからでもかかってこいとオウヨウに構える。
9 あれこれ言うのはヒッキョウするに拒否の表明である。
10 敵の攻撃を受け、追加効果でマヒ状態になる。
11 フテイの輩がまた変な答弁を述べている。
12 行きつけのシュシで飲酒運転しないかの確認をされる。
13 そんなシュシなことで怒っててはいけないな。
14 他人をセンショウするのが晒しスレのやりかたか。
15 帝王の名前をセンショウする。
(三)次の傍線部分のカタカナを国字で記せ。
1 ソマ山入りをする。
2 私のセガレをよろしくお願いします。
3 キラ、私はオオせの通りにっ!
4 香川県ではウドンのほかにオリーブオイルも有名らしい。
5 漢字と理学、本望はどちらも成就させたいカスガイ思案である。
(四)次の1~5の意味を的確に表す語を、下の「 」から選び、漢字で記せ。
1 事実ではないことを言い立てて他人を謗ること。
2 親しく接してその感化を受けること。
3 心の中を包み隠さずに打ち明けること。
4 同じ種類の事柄を集めること。
5 長い腕。
「えんぴ・ざんぶ・しんしゃ・てきちょく・とうあん・ひれき・るいじゅ」
(五)次の四字熟語について問1と問2に答えよ。
問1 次の四字熟語の1~10に入る適切な語を下の「 」から選び漢字二字で記せ。
ア 握髪( 1 )
イ 魂飛( 2 )
ウ 南蛮( 3 )
エ 八面( 4 )
オ 翼覆( 5 )
カ ( 6 )天空
キ ( 7 )応対
ク ( 8 )画粥
ケ ( 9 )幽明
コ ( 10 )于飛
「うく・かいかつ・さいそう・だんせい・ちゅっちょく・とほ・はくさん・ほうおう・ほくてき・れいろう」
問2 次の11~15の解説・意味に当てはまるものを問1のア~コの四字熟語から一つ選び、記号(ア~コ)で記せ。
11 貧乏に耐えて勉学に励むこと。
12 いつくしむこと、愛撫すること。
13 日常生活に必要な仕事や作法のこと。
14 優れた人材を集めるのに熱心なこと。
15 夫婦の仲が睦まじいこと。
(六)次の熟字訓・当て字の読みを記せ。
1 神馬藻
2 錦帯花
3 怕痒樹
4 桃金嬢
5 玉鈴花
6 海蛆
7 蜈蚣
8 白頭翁
9 甎子苗
10 蚊母樹
(七)次の熟語の読み(音読み)と、その語義にふさわしい訓読みを(送り仮名に注意して)ひらがなで記せ。
ア 1 鞅掌 ・・・2 鞅う
イ 3 賻儀 ・・・4 賻る
ウ 5 挺秀 ・・・6 挺く
エ 7 掀舞 ・・・8 掀げる
オ 9 樛曲 ・・・10 樛がる
(八)次の1~5の対義語、6~10の類義語を下の「 」の中から選び、漢字で記せ。「 」の中の語は一度だけ使うこと。
1 淡白
2 堅実
3 安堵
4 露骨
5 吻合
6 殲滅
7 廃棄
8 惻隠
9 躊躇
10 退屈
「おうさつ・えんきょく・きぐ・きまま・しつよう・そご・てきちょく・ぶりょう・ほうてき・れんびん」
(九)次の故事・成語・諺のカタカナの部分を漢字で記せ。
1 シャミから長老にはなれぬ。
2 ソンシを悪鳥と為す。
3 カショの国に遊ぶ。
4 真金はトせず。
5 先んじてロウギを駆る。
6 越鶏はコクランに伏する能わず。
7 文王ショウホの葅を嗜む。
8 舌三寸のサエズりに五尺の身を果たす。
9 コンニャクで石垣を築く。
10 スウカン甘きを加えず。
(十)文章中の傍線のカタカナを漢字に直し、傍線(ア~コ)の漢字の読みをひらがなで記せ。最後の注意書きに注意すること。
A. 赤1レンガの東京駅のホームへ、汽車がすさまじい勢で這入つて行った。
帽子をあみだにかぶつて、ステッキを持ち、網棚から土産物をおろして、廣太郎は2ユウユウと窓から首を出して見たが、ホームに八重子らしいおもかげは見えなかつた。
電報を見ないはずはないのだが、奴さん、もう店へ出てゐたのかも知れんな、廣太郎は、ア※一寸ばかり失望した気持ちで、人のまばらになつたホームを歩いていつた。
おお、道は形無し、か、垢去りて明存し‥‥だな、廣太郎は、白い飛沫をあげて降りつづけている雨のうつたうしさを眺めてイ肚のなかからウ佗しさの溜息を吐いてゐた。
四方八方にゆきくれたおもひである。
明日から、また、会社へ出てゆき、あの世界に身を屈して働くより仕方もないのだらう。
人の山林を調べ、人の邸内の坪数を評価して、この3ウツボツたる人生が暮れてゆくのも俺の運命かも知れない。
※当て字読みとする。
(林芙美子[濡れた葦]より)
B. 一種の感情家のいわんが如くに、日本は挙げて一個の美術国たるべく、吾人は国民をして、この国土の如くに美しからしむべく、吾人は、吾人の運命をして、世界他邦の玩具ならしむべきものならんには、吾人は我が子孫を教育するに、祖先の厳正なる性格にエ則らずして、4テンガ魂を奪い、麗美心をオ蕩かすべきの法を以てし、かくのごとくして、吾人をして、今や衰境に陥れるラテン民族の如くに美しからしむるを可なりとせん。
されど今の時は夢に5フケり、あるいは平凡なる歌を唸り、または利己的勉学をカ恣にすべきの時ならず。
アア「北より吹き来る風は、吾らが耳に鳴り轟く武具の響を伝えん」ものを。
益荒武夫(ますらたけお)の雄心は吾らが父母の遺せる最も尊き賜なるぞかし。
吾人は近く文相が訓示して、人格を作るを以て、我が教育策の大主旨となすべしといえるを聞く。
この思想が将来、何程に発達し、キ幾許の実効を6モタラし来るや、吾人は皿大の眼を張りてこれを注視せんとす。
(新渡戸稲造[我が教育の欠陥]より)
C. 石ばかりごろ/\した往來の淋しさ。僅に十軒ばかりの温泉宿。其外の百姓家とても数える計り、物を商う家も準じて幾軒もないせきばくたる溪間!
この溪間が雨雲に閉されて見る物ク悉く光を失ふた時の光景を想像し給へ。僕は溪流に沿ふて此淋しい往來を當もなく歩いた。
流を下つて行くも二三丁、上れば一丁、其中にペンキで塗つた橋がある、其間を、如何な心地で僕はぶらついたらう。
温泉宿の欄干にケ倚つて外を眺めて居る人は皆な泣き出しさうな顏付をして居る、軒先で小供を負て居る娘は病人のやうで背の小供はめそ/\と泣いて居る。
いんうつ! 7クッタク! 8セキリョウ! そして僕の眼には何處かに悲慘の影さへも見えるのである。
お絹には出逢はなかつた。當り前である。僕は其翌日降り出しさうな空をも恐れず十國峠へと単身宿を出た。
宿の者は總がゝりで止めたが聞かない、伴を連れて行けと勸めても謝絶。
山は雲の中、僕は雲に登る積りで遮二無二登つた。
(国木田独歩[湯ヶ原より]より)
D. 私は想像で知っていた。しかし事実としては知らなかった。いずれにしても先生のいう罪悪という意味はコ朦朧としてよく解らなかった。その上私は少し不愉快になった。
「先生、罪悪という意味をもっと判然(はっきり)いって聞かして下さい。それでなければこの問題をここで切り上げて下さい。私自身に罪悪という意味が判然解るまで」
「悪い事をした。私はあなたに真実(まこと)を話している気でいた。ところが実際は、あなたを焦慮(じら)していたのだ。私は悪い事をした」
先生と私とは博物館の裏から鶯渓の方角に静かな歩調で歩いて行った。垣の隙間から広い庭の一部に茂る9※クマザサが10ユウスイに見えた。
※イネ科の植物。
(夏目漱石[こころ]より)
解答用紙
問題一
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21:「」ぼした
22:「」いて
23:「」う
24:「」いて
25:「」な
26:「」る
27:「」れて
28:「」る
29:「」かす
30:「」か
問題二
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3:「」えて
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問題三
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3:「」せ
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問題四
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問題五
(1)
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(2)
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問題六
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問題七
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3:「」-4:「」る
5:「」-6:「」く
7:「」-8:「」げる
9:「」-10:「」がる
問題八
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問題九
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問題十
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