3648時間目 ~諺・四字熟語~
次の漢字の読みを記せ。
ことわざ
Ⅰ 高言は衆人の心に止まらず
Ⅱ 竜蛇の蟄るるは、以て身を存するなり
Ⅲ 君子は刑を懐う
Ⅳ 鳶腐鼠を掴んで鳳凰を恐る
Ⅴ 拍子木で鼻を擤む
四字熟語
Ⅰ 晏嬰狐裘
Ⅱ 反躬自問
Ⅲ 剃髪落飾
Ⅳ 滞滞泥泥
Ⅴ 待対世界
特別問題A~雑学~
次の設問に答えなさい。
(1) 東京大学のスクールカラーにちなんで名づけられた、おおすみに次ぐ日本2番目の人工衛星は何でしょう?
(2) 仏具の「三具足」とは、燭台、花瓶と何でしょう?
(3) 日本の自動車運転免許を大きく3種類に分けると、第一運転免許、第二運転免許と何でしょう?
(4) 救荒作物としてサツマイモの栽培を推進し、「甘藷先生」と呼ばれた、江戸時代の蘭学者は誰でしょう?
(5) 始点と終点それぞれが持つ方向性の座標をもとに、コンピュータ上で描かれるなめらかな曲線のことを、開発したフランスの人物から「何曲線」というでしょう?
特別問題B~数学~
座標空間において、xy平面上の原点を中心とする半径1の円を考える。この円を底面とし、点(0,0,2)を頂点とする円錐(内部を含む)をSとする。また、点(1,-,2)を考える。
(1) 点PがSの底面を動くとき、線分APが通過する部分をTとする。平面z=1によるSの切り口および、平面z=1によるTの切り口を同一平面上に図示せよ。
(2) 点PがSを動くとき、線分APが通過する部分の体積を求めよ。 [東京大]
特別問題C~法学~
任意代理に関する次のアからオまでの各記述のうち、誤っているもの二つはどれか。
ア. 特定の法律行為をすることを委託された代理人がその行為をした場合、本人は、自ら過失によって知らなかった事情について代理人が過失なく知らなかったことを主張することができない。
イ. 権限の定めのない代理人は、保存行為をする権限のみを有する。
ウ. 代理人が相手方と通謀して売買契約の締結が仮装した場合、相手方は、本人がその通謀虚偽表示を知っていたか否かにかかわらず、当該売買契約の無効を主張することができる。
エ. 代理人が保佐開始の審判を受けたときは、代理権は消滅する。
オ. 代理人が相手方と売買契約を締結した後、その代理人が制限行為能力者であったことが判明した場合であっても、本人は当該売買契約を行為能力の制限によって取り消すことができない。 [司法試験]
3648時間目模範解答
ことわざ
Ⅰ 高言は衆人の心に止まらず・・・こうげん(は)しゅうじん(の)こころ(に)とど(まらず)
意味:(俗言が盛んな現在の時世では)高遠な言葉は大衆の関心をひかないものである。
Ⅱ 竜蛇の蟄るるは、以て身を存するなり・・・りょうだ(の)かく(るるは、)もっ(て)み(を)そん(するなり)
意味:竜や蛇が冬に穴籠りするのは、それで身を永く保とうとするからである。
Ⅲ 君子は刑を懐う・・・くんし(は)けい(を)おも(う)
意味:君子は常に礼法を守ることを心掛ける。
Ⅳ 鳶腐鼠を掴んで鳳凰を恐る・・・とびふそ(を)つか(んで)ほうおう(を)おそ(る)
意味:卑しい者が尊い者を自分と同列に考えて、自分が大切にしている、つまらない物を
Ⅴ 拍子木で鼻を擤む・・・ひょうしぎ(で)はな(を)か(む)
意味:ぶあいそうにもてなすたとえ。
四字熟語
Ⅰ 晏嬰狐裘・・・あんえいこきゅう
意味:倹約につとめて職務に励むこと。人の上に立つ者のあるべき姿。
Ⅱ 反躬自問・・・はんきゅうじもん
意味:自己反省すること。
Ⅲ 剃髪落飾・・・ていはつらくしょく
意味:髪を剃り出家すること。
Ⅳ 滞滞泥泥・・・たいたいでいでい
意味:あることにこだわってしまうこと。滞ってしまい、融通がきかなくなること。
Ⅴ 待対世界・・・たいたいせかい
意味:利害得失・善悪美醜などが相対立している現実の世の中。
特別問題A~雑学~
(1) たんせい
(2) 香炉
(3) 仮(運転)免許
(4) 青木昆陽
(5) ベジェ曲線
※意外なことに絵を描く際にベジエ曲線は使われやすい。
特別問題B~数学~
(1) 図
(2) $\color{yellow}{\cfrac{2}{3}(1+π)}$
(1) 平面z=1によるSの切り口は点(0,0,1)を中心とする半径1/2の円板である。Sの底面の円板をC0とする。点PがC0を動くとき、線分APが通過する部分は、C0を底面として、Aを頂点とする斜円錐である。これを平面z=1で切ると、断面はAを相似の中心としてC0を1/2倍に縮小した円板である。その円板は中心が点(1/2,0,1)、半径が1/2である。よって、求める図形は図で境界低む
(2) B(0,0,2),C(0,-1,0),D(0,1,0),E(-1,0,0),F(1,0,0)とする。体積を求める立体をWとする。上の斜円錐をACDで切った平面ACDより下の部分をC1とする。元の円錐のx≦0の部分をC2とする。
Pが三角形BCDの円と内部を動くと、線分APは四面体ABCDの表面と内部(C3とする)を描く。
PがC2の表面と円錐のx≧0の部分を動くと線分APは四面体ABCDとC1の内部を動き、いずれもその外に逃れることはない。C1,C2の体積の和は最初の円錐の体積1/3・π・12・2に等しい。よって
W=C1+C2+C3=1/2・△BCD・AB+2π/3=1/3・(1/2・2・2)・1+2π/3=2/3+2π/3
特別問題C~法学~
イ.エ
[解説]
イ.権限の定めのない代理人は、保存行為の他、代理の目的である物または権利の性質を変えない範囲内において、その利用または改良を目的する行為もすることができる。
エ.後見開始の審判を受けたことをあげているが、保佐開始の審判を受けたことではない。
※特問の保存形式が変わるため長文問題も増えるかもしれない(?)
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