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久々に作りました、一級より簡単な範囲が狭い出題です。
漢検準一級以下の漢字でも語彙力となるとなかなかの難易度となります。

(一)次の傍線部分の読みをひらがなで記せ。1~20は音読み、21~30は訓読みである。(1×30)

1 青少年犯罪の世故に長ける人である。

2 完全敗北して武装兵が潰散する。

3 きわめて周利で少しの計算ミスも逃さない。

4 彼は談柄を作るのがうまい。

5 桑中でいかがわしいことをやっている。

6 彼の家庭は喬梓である。

7 円環の理に背畔する。

8 先生の偉業を恢弘する気合をみせよ。

9 偶然漢字クラスタの人と解后する。

10 最近インターネットで三界坊をしでかす人が増えている。

11 彼女が結婚直前で死に、毀慕する。

12 疎いくせにと村夫子と揶揄される。

13 FN攻撃作戦に参加することを承允しました。

14 伝統の一家が子嗣斬する。

15 女性世界ではいつも競艶の世界である。

16 一日食べておらず、とても蝉腹である。

17 先立って九州へ啓行する。

18 欠遺している部分を討讐(とうしゅう)し補う。

19 彼は物理化学に関しては究竟一の実力を持っている。

20 犯行も著しく凶悪で、狂妄なものであった。

21 皮膚についてたをふき取る。

22 医者もを投げる難病である。

23 佃煮は江戸の土地名から名前が来てるのか?

24 豆腐に鎹(かすがい)、に釘。

25 夕日が西の空を茜色に染めた。

26 がちぎれた変死体が見つかる。

27 彼の実力をすにはいい機会だ。

28 い死に方をする。

29 いい天気なので洗濯物を外にす。

30 コケが石についていて触るとる。

(二)次の傍線部分のカタカナを漢字で記せ。(2×10)

1 豚をジュンヨウし、のちに太らせて食べる。

2 今日は1月1日、カイサイおめでとうございます。

3 紫綬褒章のシヨをうけた。

4 ワセダ大学に入学する。

5 中国の歴史にコウガクな人だ。

6 理学のキョクチに達する。

7 テイジツな心さえあれば報われるだろう。

※8 作麼生セッパという番組が昔存在した。

※意味:言い負かすこと。

9 大学側からジョセキ処分を受ける。

10 彼は珍しい本を買いあさっているリョウショ家である。

(三)次の漢字の部首を答えよ。(2×10)

1 碩

2 年

3 琶

4 予

5 正

6 邑

7 這

8 夙

9 婁

10 巷

(四)次の1~5の意味を的確に表す語を、下の「 」から選び、漢字で記せ。(2×5)

1 学問を教えるところ。学問所。

2 互いに無関係であること。また、そういう態度をとること。

3 国家や宗教などにかかわる危機のために、身を犠牲にすること。

4 とりとめのないこと。いいかげんなこと。また、そのさま。

5 僧を親しみを込めて呼ぶ語。

「きょうだん・じゅんなん・ふうばぎゅう・もうろう・わごぼう」

(五)次の四字熟語について問1と問2に答えよ。

問1 次の四字熟語の1~10に入る適切な語を下の「 」から選び漢字二字で記せ。(2×10)

1 ( 1 )刻薄

2 ( 2 )血河

3 ( 3 )代飛

4 ( 4 )盗鐘

5 ( 5 )不破

6 軽挙( 6 )

7 青史( 7 )

8 合従( 8 )

9 千里( 9 )

10 門前( 10 )

「えんがん・えんじ・かんかん・しざん・せいし・てんし・てんぼく・めいが・もうどう・れんこう」

問2 次の1~5の解説・意味に当てはまる四字熟語を下の「 」から選び、読みをひらがなで記せ。(2×5)

1 きわめて堅固で壊れないこと。また、志を固く守って変えないこと。

2 時間は何よりも貴重であるということ。

3 どこから見ても、整っていて美しいこと。

4 父と母がともに健在なこと。

5 あることに集中してほかのことをすべて忘れてしまうこと。

「金剛不壊・尺璧非宝・椿萱並茂・面向不背・虎渓三笑」

(六)次の各組の二文の( )には共通する常用漢字が入る。その読みを下の「 」から選び、漢字で記せ。(2×5)

1
・この政治家はかなりの( )財家として知られている人である。
・彼女にこの言葉をかけると怒るというのは実( )である。

2
・在日の人たちはその自治体に浸( )と慣れてきた。
・火力発電の割合が増えたため、石油輸入量が( )増する。

3
・謀反の計画を天子に( )奏する。
・その精神病院に( )設されたデイケアに通う。

4
・いきなりの日に会社に( )刻する。
・早く計画を立てなさい。( )留する暇はないのだ。

5 
・悪徳政治家が国会で( )梁する。
・助走をつけて( )躍する。

「ざい・ぜん・ち・ちょう・とう・ふ・り」

(七)次の熟語の読み(音読み)と、その語義にふさわしい訓読みを(送り仮名に注意して)ひらがなで記せ。 (1×10)

1 狗吠-吠える

2 補綴-綴る

3 董督-董まる

4 佼童-佼しい

5 魯鈍-魯か

(八)次の1~5の対義語、6~10の類義語を下の「 」の中から選び、漢字で記せ。「 」の中の語は一度だけ使うこと。(2×10)

1 捷利

2 繁栄

3 停滞

4 安泰

5 親近

6 衆人

7 舎利

8 機知

9 同年

10 思慮

「きたい・こうじ・しょじん・しんちょく・すいへい・とんち・どうこう・はいかい・はくまい・りょうけん」

(九)次の故事・成語・諺のカタカナの部分を漢字で記せ。(2×10)

1 コムソウに尺八。

2 大国を治むるはショウセンを烹るが若くす。

3 エイジの常に病むは飽に傷むなり。

4 セイゴンは神も受けず。

5 フンボの地。

6 満は損を招き、ケンは益を受く。

7 ヨウコの患え。

8 タクアンの重しに茶袋。

9 コウザンの雲を開く。

10 フクツイの易きは毛を燎(や)くがごとし。

(十)文章中の傍線(1~10)のカタカナを漢字に直し、傍線(ア~コ)の漢字の読みをひらがなで記せ。(2×10,1×10)

いつのころであったか。たぶん江戸で白河楽翁侯が1セイヘイを執っていた寛政のころででもあっただろう。智恩院の桜が入相の鐘に散る春の夕べに、これまで類のない、珍しい罪人が高瀬舟に載せられた。
それは名を喜助と言って、三十歳ばかりになる、住所不定の男である。もとより牢屋敷に呼び出されるような2シンルイはないので、舟にもただ一人で乗った。
護送を命ぜられて、いっしょに舟に乗り込んだ同心羽田庄兵衛は、ただ喜助が弟殺しの罪人だということだけを聞いていた。さて牢屋敷から3サンバシまで連れて来る間、この痩肉の、色の青白い喜助の様子を見るに、いかにも神妙に、いかにもおとなしく、自分をば4コウギの役人として敬って、何事につけても逆らわぬようにしている。しかもそれが、罪人の間に往々見受けるような、5オンジュンを装って権勢に媚びる態度ではない。
庄兵衛は不思議に思った。そして舟に乗ってからも、単に役目の表で見張っているばかりでなく、絶えず喜助の挙動に、細かい注意をしていた。

(森鴎外[高瀬舟])より

天下の法度を頼みてその身の安全を保ち、その家の渡世をいたしながら、その頼むところのみを頼みて、己が私欲のためにはまたこれを破る、前後不都合の次第ならずや。あるいはたまたま身本慥かにして相応の身代ある者も、金銭を貯うることを知りて子孫を教うることを知らず。教えざる子孫なればその愚なるもまた怪しむに足らず。ついには遊惰放蕩に流れ、先祖の6カトクをも一朝の煙となす者少なからず。
かかる愚民を支配するにはとても道理をもってすべき方便なければ、ただ威をもって畏すのみ。西洋の7コトワザに「愚民の上に苛からき政府あり」とはこのことなり。こは政府の苛きにあらず、愚民のみずから招く災いなり。愚民の上に苛き政府あれば、良民の上には良き政府あるの理なり。ゆえに今わが日本国においてもこの人民ありてこの政治あるなり。仮りに人民の徳義今日よりも衰えてなお無学文盲に沈むことあらば、政府の法も今一段厳重になるべく、もしまた、人民みな学問に志して、物事の理を知り、文明の風にくことあらば、政府の法もなおまた寛仁大度の場合に及ぶべし。法の苛からきとやかなるとは、ただ人民の徳不徳によりておのずから加減あるのみ。

(福沢諭吉[学問のすすめ])より

この年月の経験で、鐘の声が最もわたくしを喜ばすのは、二、三日荒れに荒れた8コガらしが、短い冬の日のあわただしく暮れると共に、ぱったり吹きやんで、寒い夜が一層寒く、一層静になったように思われる時、つけたばかりの燈火の下もとに、独り夕餉の9ハシを取上げる途端、コーンとはっきり最初の一撞きが耳元にきこえてくる時である。驚いてハシを持ったまま、思わず音のする彼方を見返ると、底びかりのする神秘な夜の空に、10ヨイの明星のかげが、たった一ツさびし気げに浮いているのが見える。枯れた樹の梢に三日月のかかっているのを見ることもある。

(永井荷風[鐘の声])より

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第二回漢検準一級以下模試模範解答

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